第2章-1 顧客の声に耳を傾けて顧客の声に耳を傾けて自社の「売り」を見直そう
自社にとっての「いいお客さん」とは?
どんなに不景気だとはいえ、どんなに受注が減ったとはいえ、あなたには、すでに顧客がいらっしゃるはずです。まずは、実際に自社の価値を認めてお金を払ってくださっている顧客の方々の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
「なぜウチを選んでくれたのか」「どういう点が長所であり、どういう点が短所であるのか」
私たちのもっとも知りたいことを教えてくれるのはお客さまです。ただし、取材対象とするには誰でもいいわけではありません。「いいお客さま」である必要があります。
あなたにとっての「いいお客さま」とはどんな存在でしょうか?
「一緒に仕事をして楽しかった」「多くの人に自社を紹介してくれる」「見学会によく来てくれて意見を出してくれる」「お金の支払いがいい」…色々な価値観があることと思います。
自社にとって今後付き合いたいのはどんな顧客であるかを社内で話し合ってみましょう。それが、あなあの会社がターゲットとして絞り込むべき顧客像ということになります。そんな顧客を3組ほどピックアップしてみてください。
ただ、具体的に条件を明確にしてみると意外に一長一短で、理想的な顧客が3組も出てこないというケースもありえます。その場合は、逆に「嫌な顧客」から考えてみるのも手です。
人間、嫌な思いをしたことはけっこう覚えているものです。「値切る」「優柔不断でなかなか決定をくださない」「なかなか入金してくれない」「何かと責任を押しつけてくる」…。もちろん、大事なお金をいただく相手ですから、「お客さま」に良いも悪いもない、というのは前提ではあるのですが。
嫌な要素がある程度出たら、その逆に当てはまる顧客を名簿から拾っていきましょう。満点ではなくてもいくつかの項目に当てはまるような人はきっといるはずです。そんな顧客を選び出すのです。
あなたの会社にとって「いいお客さま」は誰ですか?
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